淞南生の非常時における上級生の行動

2020.7.13(月)〜いざという時に何をすべきなのか〜

まず、全国各地で大雨による被害が相次いでおり、被災された地域や住民の方々が一日も早く安全な生活が送れることをお祈りしています。

さて、本校のある島根県でも大雨警報が発令され、生徒の安全確保のための対策がとられていました。幸いにも雨量は増えること無く、通常の学校生活を送ることができています。寮生の多い本校ですが、今回の警報が発令されたあとの寮生の行動が目に留まりましたので皆様にもお知らせしたいと思います。

島根県で大雨警報が出されたことを知った寮生達は、お互いに声を掛け合い、大雨に備えて寮の内外の点検し、雨によってぬれてしましまうと良くないものや、風によって移動や破損の恐れのあるものを室内に移動していました。

親元を離れ、集団生活を送る中で、言われて行動するのではなく、自ずから考え行動することが先輩から後輩へ受け継がれているようです。

最近は新型コロナウイルス感染症対策として寮でも消毒や換気の徹底をしています。上級生は、コロナ対策としての換気と大雨対策としての閉窓閉扉の注意点にまで触れてくれていました。

入学時は自分のことで精一杯だった生徒が上級生となり、周囲のことや後輩への気配りをしている姿に頼もしさを感じ、生徒の成長を見ることで教員としても学びの場であることを再確認させられます。

今年は新型コロナウイルス感染症や大雨による豪雨災害など、例年とは異なり厳しい状況も多いですが、何事にも全力で頑張る生徒たちの応援をよろしくお願いします。